掲示板でラジオの修理
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掲示板でラジオの修理 1
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月18日(火)15時31分0秒
掲示板でラジオの修理 〜実録実験プロジェクト〜 その1
写真のやり取りで、ラジオの修理は可能だろうか?
たまたま、電線もスピーカーもぷっちんされたラジオを購入された方がいらっ
しゃいますので、メールで情報を送ってもらって、ここで回答しながら、修理
に挑戦していただこうと思います。
ま、
ダメなら、送ってもらって、修理することになりますが、週末、少しずつ、
マイペースで、楽しみに進めていただこうと思います。
皆様にも、運が良ければ、参考になるところがあるかも。
まずは、機械の写真1枚目。
このほこりですと、かなりこびりついているので、無理にこすらず、そのまま
天日で乾かしましょう。
晴れた日、表を1日、裏(備品面)を1日干すと、ホコリがこびりつかず、
取れやすくなります。
また、トランスや、IFTの湿気も多少は解消され、トラブル防止になります
ので。(日中は、手で触って、熱いと感じるぐらいになります。)
掲示板でラジオの修理 2
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月18日(火)17時47分6秒 編集済
見える人にしか見えない、立体写真です。
このレベルなら、かなり良い方です。一部の部品交換で、音は出るかも。
まずは、乾燥してから、ホコリをはらいましょう。
特に、バリコンのホコリは、乾燥する前に触らないようにしましょう。
中に、こびりつくと、面倒なことになります。
掲示板でラジオの修理 3
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月18日(火)23時59分47秒
このラジオの回路図です。
きわめて、標準的ラジオの回路です。
掲示板でラジオの修理 4
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月19日(水)11時49分53秒
バリコンの写真が届きました。
隙間にホコリが練りこまれたようになっているバリコンもありますから、写真
を送ってもらいました。 これなら、特に問題ないと思われます。
動きがよくなくても、CRCなどを吹き付けたりしないようにしましょう。
まずは、乾燥させて、十分乾燥させたら、エアースプレーでホコリを飛ばすか、
歯ブラシで、力を入れずにそっと触って、チリを落とします。
特にアンテナコイルは、歯ブラシで、ごしごしやると、線が切れてしまいます。
アンテナ、OSCコイルは、汚れたまま、または、エアーで飛ばしたところで
妥協しましょう。
掲示板でラジオの修理 5
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月19日(水)13時52分23秒
現在もらった写真から、値を読み出しました。
緑の丸の値が読めません。
また、水色丸の値もわかれば読んでほしいです。
赤丸は、電解コンデンサですが、電解コンデンサの値は
柱?に書いてありますので、それもお願いします。
掲示板でラジオの修理 6
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月20日(木)17時46分52秒
回路図を映した写真と、読み出した値をもらいました。
それをもとに、編集して、回路図を作りました。
もらった写真と、編集後の回路図です。
見えないところも、復旧させています。
なお、この回路図は、交差がわかりづらいのですが、まぁ、
常識に照らし合わせて見れば、交差か、接続かは判断できるので、細かい丸印
までは、編集していません。
掲示板でラジオの修理 7
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月21日(金)09時59分17秒
送ってもらった回路図写真から回路を校正しました。
前回の回路図では1箇所値を入れ忘れたので、再校正しました。
で、
実際のラジオに値を書き込んでみました。
次回は、交換する必要があるものに、○印つけてみたいと思います。
現在、日干し待ちです。
(写真で見る限り、砂っぽいホコリでしたので、これを無理に落とすと、
こびりついてしまいます)
掲示板でラジオの修理 8
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月21日(金)10時12分5秒 編集済
交換部分です。
まず、赤丸は、どう見ても、期限切れです。
ピンクのケミコンは、グランドも含めてカットして、そこにラグ板を立てて、
電解コンデンサをつけましょう。
この時、けっして、今のケミコンの足を使ったり、付けたす形で入れたりしないこと。
見た目は、残した方がいいので、足を根元からニッパーでチョキンがいいです。
緑は、状態によってですが、交換してもしなくてもよさそうに見えます。
水色ですが、できれば交換したくないので、とりあえず交換せずに組み上げて、
周波数変化が狭くて合わせられないといった障害が出たばあい、交換しましょう。
あと、ほこりを取り払った際、パイロットランプ周りの配線を確認してください。
この配線が、外皮がボロボロになって、銅線が見えてしまうようでしたら、
この配線も交換する必要があります。(写真で見る限りでは、大丈夫そうですが)
その際は、
1本かセットになった2本単位で交換すれば、配線ミスがなくていいと思います。
掲示板でラジオの修理 9
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月21日(金)17時56分31秒 編集済
さて、ご本人の意向が、下記です
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そろそろ部品集めをしたいと思ってます。
あるものは再利用したいと思います。
コンデンサ全部と配線もやり直しします。
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と、いうことで、その場合、部品は写真で位置関係を残し、外していきますが、
まずは、音出しまでしてから分解した方がいいです。
組みなおして、音が出ないと、原因がわからないことが多くなります。
分解前に、修理して、音出しをすれば、組み立て時のトラブルという事で、
原因追及が簡単になります。
ほこり落としが終わったら、赤丸のコンデンサだけ交換しましょう。
(その際、コンデンサは再利用できるように、足は長いままでいいですので)
下に方は、変えておかないと、真空管を痛めてしまうと思われます、上の方は、
あまりに劣化が激しいので、ヒューズが飛ぶのが嫌なので。
あと、まだ一度も出てきていませんが、出力トランスと、スピーカーを計測して
おいた方がいいです。(切れてないか。)
ん?
コンデンサ全部と配線もやり直しします。って、痛んだ配線だけということかな?
いずれにしても、先に1度音出ししましょう。その方が、先で楽になりますから。
掲示板でラジオの修理 10
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月24日(月)14時52分40秒
メールが届きました。
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ST管ラジオは、日干ししました、まずまず綺麗になりました。
バリコンがシャーシに接触していたので、絶縁してシャーシに着けました。
新しく本体を電源コードとスピーカートランスに接続しました。
一応鳴らすことができました、
マジックアイは、やはり光りませんでした。
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おめでとうございます。
日干しにしたら、ホコリはあんがいきれいに取れます。 サビは落ちませんけど。
音が出たという事ですので、とりあえず、頭から
バリコン(傾き修正をされたようです)、アンテナコイル、OSCコイル
IFT、2個、スイッチ、真空管、出力トランス、スピーカーが一応使えること
がわかりました。
これにて、今後、パーツを新品に変えても、その部分は動いていたはずなので、
動作はおかしくなっても、原因究明の幅が、極端に狭まり、楽になります。
現状で新品は、電源コードだけかな?
今度は、先に書き込んだ、コンデンサ(赤丸)を交換ですね。
ラジオが入ったという事で、水色は交換しない方がいいです。
緑丸も、左側は交換してもしなくてもいい、右側は、そのままがいいと思われます。
掲示板でラジオの修理 11
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月25日(火)14時43分56秒 編集済
下記のメールが届きました。
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音がしたので、ためしにスーパーマジックアイを入れたら
発光しました、やったと思いました。
早々部品を購入して部品交換します。
日干しは、びっくりするくらい汚れが落ちました。
それとパイロットランプは1個切れていました。
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いいですね。
外観はかなりひどいような感じでしたが、中身は写真でもよさそうでした。
私のスーパーマジックアイ(http://jh4abz.web.fc2.com/6e5dpic2/index.htm)
が点灯したとの事で、私も嬉しいです。
さて、日干しって、意外と汚れがよく落ちますし、トランスなどの
不要な湿気も多少はなくなり、リーク事故からも、多少は回避できそうです。
パイロットランプですが、市販のものは、6.3V 0.25Aが多いので注意してください。
ラジオ用は、6.3V 0.15Aです。
(両方ともお店に売ってます。よく見て選んでください)
光のバランスもあるので、パイロットランプは、全部交換されるといいかと思います。
コンデンサ交換が終わったころ、写真、よろしくです。
部品交換が終われば、ラジオは再び、聞こえるようになりますから、そのあたりで、
-455シフトのカウンターを使った調整方法を書き込みますね。
掲示板でラジオの修理 12
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 2月27日(木)11時09分10秒 編集済
さてさて、部品集めまでしばらく時間がかかるでしょう。
では、それまでに行う作業を。
まず、IFTを動かしてみましょう。
IFTは、年代により、コアと、ボビンがくっついてしまって、回らないもの
があります。
チェックする方法は、マイナスドライバー(調整ドライバーでなくていいです)
で約3度ぐらい回して、ボビンが付いてこないか確認します。
もし、ボビンが回るなら、触るのをやめましょう。コアが回って、配線が切れる
ことがあります。
付いてこないことが確認できましたら、左右に45度程度回して、元の位置に戻します。
これを、上、下それぞれ4か所やっておきます。
一応、回した後は、元に戻しておきましょう。
次に、現在、音が出るので、聞いてみたいところでしょうが、前に、書いた、
赤丸の2個を交換する前は、せいぜい5分程度にしましょう。
理由は、このコンデンサ、ここまで劣化すると、直流分を通してしまって、
長時間使うと、終段の真空管を壊してしまう事になりますので、ご注意ください。
と、言いながら、書くのもおかしいのですが、ラジオを鳴らしながら、
バリコンを回すとガリガリいいませんか?
もし、バリコンでガリガリ言うなら、一旦、バリコンの紐を外して、
ぐりぐりやると復帰します。
回転部分に油をさすなら、CRCをまずは、瓶の蓋みたいなところに出して、
それをピンセットなどに少し浸して、確実に、回転部分につけましょう。
スプレーで直接、吹き付けると、余分なエリア、羽などに付き、収拾がつかなくなります。
同じく、音量など、ボリュームを回してみましょう。
これまた、ガリがある場合、修理か交換が必要です。
6S-17のスイッチは、2回路1接点、普通は1回路2接点なのですが。
このスイッチが付いたVRはまず入手できないので、多少のガリはあきらめるか、
修理です。間違っても、Webで検索したらよく出ている、"CRCを穴から吹き付ける"
という修理はしないでください。 確実に、だめになりますので。
以上の内容で、問題があれば、対処する前に、メールか、掲示板書き込みを
お願いします。個別に対策方法を書き込みますので。
このラジオ、すでにケミコンが限界を超えていますので、くれぐれも、
そのままでの長時間使用は控えてくださいね。
掲示板でラジオの修理 13
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 3月17日(月)15時25分24秒
このシリーズ、中断していますが、なかなか仕事と両立しなくて、忙しいそうです。
そんな中、部品を購入されたそうです。
写真のように、高級品をそろえられました。
ラジオの場合、こだわらなければ、ここまで高価なコンデンサでなくてもOKです。
もっとも、最近、販売数が少なくて、買えないこともあり、このタイプの方が、
入手はらくですけどね。
掲示板でラジオの修理 14
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 3月17日(月)17時27分38秒
メールの転記です
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こんにちは、
コンデンサの付け替えをしました。
配線も少し変えてみました。
電解は、また今週末くらいにします。
一応真空管を入れたら受信できました。
ここまでは順調みたいです。
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おお、入れ変わっていますね。
ケミコンは、今のケミコンにパラで入れたりしないで、完全に切り離して追加してください。
グランドも、共用せずに、少々買いすぎたラグ板でカバーしてください。
掲示板でラジオの修理 15
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 3月25日(火)14時08分19秒 編集済
久々に写真が届きました。
問題が発生しているようです。
内容は、”音量が上がりません”との事です。
それではさっそく、今晩のお遊びネタを書きますね。
まず、少しばかり事情聴取。
ラジオの構成上、受信をつかさどる、前半6WC5,6D6と、
オーディオアンプ部分の後半HD3A,42とあります。
そのどちらかをまず判別します。
チェック1
まず、電気を入れて、42の4番を指で触れてみます。
(ドライバーを指で挟んで、そっと当てます)
間違って、2番、3番を触らないこと。
この時、ある程度のハム音が出ることを確認します。
チェック2
次に、VRを最大にあげて、
DH3Aの3番を同様に触れてみます。
間違って、2番を触らないこと。
この時、大きなブー音が出れば、後半はOKという事になります。
また、音が大きくならないというのは、どのレベルでしょうか?
普通に聞くぐらいにはなるのでしょうか?それとも、蚊の鳴くような?
そういえば、
このラジオ、PUがありましたけど、PU回路、どうされました?
回路図通り配線ですか?
回路図通り配線なら、先のテストの前に、まず、PUにして、
PU端子を指で触ってください。
これは、チェック2 の作業と同じです
ここで、ある程度の音量でブーといえば、オーディオは問題なくて
高周波か、検波からオーディオに至る部分の問題になります。
PU機能が働いているとした場合、
チェック3
今度は普通にラジオを聞く状態にVRを上げていき、その時点で、
PU端子とグランドをショートさせてみて、変化を教えてください。
(正常なら、変化しないはず)
もし、ここで音量が上がるようならば、VRのスイッチの接点不良です。
チェック4
同じくラジオを聴いている状態で、添付ファイルの青の線をグランドに
落として、変化しないかチェックしてください。
ここで変化があるときも、同じくVRのスイッチの接点不良です。
ただし、VRのスイッチの接点不良とは、グランド側のハンダ付け不良も
含まれますから、配線チェックもしてみてください。
上記の判断から、もし、オーディオ部分がおかしいと判断した場合
実験
1.取り替えることのできる真空管があれば、変えてみる。 (DH3A,42,整流管)
2.音質調整の切り替えを行い、変化が思ったように変化するか確認。
3.42のプレート(2)、第2グリッド(3)、カソード(5)の電圧を計る。
このくらい遊ぶと、たぶん夜が更けるかと。
掲示板でラジオの修理 16
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 3月26日(水)13時21分55秒 編集済
本人様から原因究明報告です。
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こんにちは、実は42とDH3Aの間の0.01μFのコンデンサを
半田付けの時に焼いたようでこれが原因で音量が上がらなかったようです。
付け替えたらかなり調子よくなりました、おさがわせいたしました。
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そうか、先に付けたやつを、こがしちゃってたわけね。
解決して、よかったです。
よく見ると、先日の写真でも、出てました。 これですね。
掲示板でラジオの修理 17
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 4月 2日(水)17時46分0秒
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こんにちは、やっと完成です。
嶋村さんの的確なアドバイスがあったので
完成したものだと思っています。
マジックアイはスーパーマジックアイを入れてます。
調整はなにもしていませんが、周波数も合ってます。
写真をお送りします
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いえいえ、このラジオは、さほどトラブルもなく、完成しましたね。
私の経験でも、MW帯だけの5球スーパーの場合、このように、
あまりトラブルもなく、完成する場合が多い気がします。
形見のラジとかでなくて、壊れても笑い話で終わるラジオで、
遊んでみるのも楽しいと思います。
この方の場合、最初は修理依頼だったのですが、どうしてもだめだったら、
私に送ってももらえばいいので、掲示板だけで、修理してみませんか?
とおすすめして、トライしていただきました。
かかった部品代は、4千円程度だったそうです。
(不要なもの、不適合な線材など買ってしまったのも含めて。)
部品選択なども、慣れたら、よく使うものは、まとめ買いするなどで、
1セット、2千円程度で収まるようになると思います。
何はともあれ、おめでとうございます
掲示板でラジオの修理 完結
投稿者:嶋村 投稿日:2014年 4月 2日(水)17時48分26秒   編集済
と、いう事で、ST管 AMラジオ、完成です。
”真空管ラジオ3兄弟です。”

真空管ラジオのお部屋


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